木戸泉酒造 〜自然醸造による「旨き良き酒」造り〜 千葉房総

Handshake

Handshake（ハンドシェイク）ブレンド古酒をご案内
例年好評いただきました四文字熟語の酒銘にてリリースしてきたブレンド古酒ですが、
本年は酒銘を新たにブレンド古酒『Handshake』としてリリースいたします。

ブレンド詳細は非公開となりますが、
1年以上の熟成した純米酒をベースに
30年熟成以上の純米原酒と5年超の熟成純米アフスをブレンドしました。
特徴的な熟成アフスの丸みを帯びた酸味が
深みある30年熟成の純米酒のコクで見事な調和を感じられます。

※ 数量限定品のため商品無くなり次第終売となりますので予めご了承ください。

商品概要: 1年以上熟成の純米酒をベースに
30年以上熟成の純米酒、
5年超の熟成純米アフスをブレンド。
長期熟成純米酒の深い旨味に対し
熟成アフスの丸みを帯びた特徴的な酸味が加わわり
意外なほど吞み口は柔らかいです。
見事な琥珀色の酒色はグラス映えします。
熟成アフスの酸味がアクセントになり
冷やから燗まで幅広く楽しめる酒質になっています。

酒　銘: 「Handshake（ハンドシェイク）」握手とは
酒銘を新たにブレンド古酒『Handshake』としてリリースいたします。
ラベルに印刷された握手の画は4代目蔵元（現会長）と
5代目蔵元（現社長）の親子の握手です。
現社長の祖父3代目蔵元より実に50年以上守り抜いてきた高温山廃仕込み。
祖父から父子へと渡り受け継がれる志として、
当時からの想いと今もなお守り抜いている年のお酒とのブレンド酒。
継承される酒造りへの想いを握手の写真ラベルに込めました。
毎年新たに写真を撮り続け親子2人の握手シーンを重ねていければ幸いです。

蔵元より皆様へ

【古き良き時代から新しき時代へ】
日頃、木戸泉酒造をご愛飲いただきまして、誠にありがとうございます。

木戸泉酒造の古酒の歴史は昭和31年にまで遡ります。
その時代は防腐剤を添加した酒造りが主流でした。

防腐剤（サルチル酸）は酒質を劣化させない為に添加が許されていましたが、
人体に多くの負の影響を及ぼしていました。

その現状に懸念を抱いたのが古酒造りの始まりになります。

造り酒屋として人様に飲んでいただく酒は

『身体を蝕む酒』ではなく『安全で安心』

であるべきだと当時の3代目蔵元は消費者志向の強い信念を持ち、
防腐剤を添加しない酒造り、
すなわち何年経ってもヘタらない酒、
寝かせる（熟成させる）ことでより旨い酒造りへと挑戦したのでした。

文献によると日本酒の熟成酒の歴史は鎌倉時代からと言われております。
その当時親しまれていた酒は3年から5年の熟成されたお酒で、
江戸時代の文献にも熟成酒について記されております。

しかしながら熟成酒の文化は時代により翻弄されます。
明治初期にいたり新政府の財政安定化のため厳しい課税がなされ、
さらにはその後の太平洋戦争にまで至る度重なる戦争により
増税がなされ手間のかかる熟成酒の文化は途絶えてしまいました。

日本酒史上から途絶えた熟成酒の歴史を復活させるために、
3代目蔵元は10年間失敗を繰り返しながらも研鑽に励み
『高温山廃仕込み』という製法を編み出したのです。

10年間失敗し続けても諦めずに挑戦できたのは
『人々の心を豊かにする』という想いだけでした。

そしてその想いは今もなお生き続けており
現在までに親子孫と実に3代に渡り
木戸泉酒造の蔵元が守り続けております。

ふくよかな余韻と芯のある酸は
困難に直面する蔵元の心すらもヘタらせることなく
飲んで下さる方の心を豊かにしております。

木戸泉酒造にとって高温山廃仕込みとは
先人の絶え間ない努力と途切れない想いを繋ぐ欠かせない製法なのです。

ハンドシェイク-握手- は新旧の純米熟成酒ブレンドとなります。

50年以上前に造られた日本酒と令和に造られた日本酒の融合は
古き良き時代から新しき時代へ変わらぬ想いを繋げていく
橋渡しの意味を込めております。

木戸泉酒造株式会社
代表取締役　荘司勇人

お知らせ